映画:アメリカン・ヒストリーX あらすじ ※レビュー部分はネタバレあり エドワード・ノートンとエドワード・ファーロング主演、アメリカン・ヒストリーX。 アメリカ社会の病理を描いた社会派の怪作であり名作。特筆すべきは、人種差別問題を過去の出来事としてではなく、現在の出来事として描く衝撃だ。 KKKや燃える十字架は本当に過去の問題のなのか。 そして、アメリカン・ヒストリーXの「X」の意味するものは無限の希望か、絶望か。 カリフォルニアの高校に通うダニー・ビンヤードはある日、校長に呼び出される。その原因は彼の提出したレポート。ヒトラーの手記、『わが闘争』をテーマにするものだった。 ダニーはスキンヘッドにし、部屋はハーケンクロイツ(ナチスの鉤十字)がでかでかと飾られている。彼はネオナチのグループに属し、校内では黒人の同級生と険悪な関係にあった。 そんなダニーの様子に校長は気が付いていた。そして、彼