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ブックマーク / movie.maeda-y.com (3)

  • 超映画批評『天気の子』40点(100点満点中)

    天気の子』40点(100点満点中) 監督:新海誠 声の出演:醍醐虎汰朗 森七菜 ≪元に戻った≫ 『君の名は。』は250億円という空前のヒットを記録したアニメ映画で、新海誠という、それまであまり知られていなかったアニメ作家の名前を一躍スターダムに押し上げた。 芸術性という意味でも、商業的な意味でも宮﨑駿やスタジオジブリの後継者を探していた東宝の関係者にとっては、まさに最高の"メジャーデビュー"だったといえるだろう。 その新作ともなれば、もう成功は約束されたようなものだ。 だが私のように、一抹の不安を感じていた人も少なくなかったろう。むろん、客は入る。それは間違いない。だが一方で映画は、製作期間や予算がしっかりつけば傑作ができるというものでもない。普段からそれを痛感する者にとっては『天気の子』は「やっぱりな……」と不安が的中した形になる。 高校1年生の帆高(声:醍醐虎汰朗)は、離島から東京へ

  • 超映画批評「メイズ・ランナー」80点(100点満点中)

    「メイズ・ランナー」80点(100点満点中) 監督:ウェス・ボール 出演:ディラン・オブライエン ウィル・ポールター 絶妙なバランス感覚 高い壁に囲まれ、謎だらけの外の世界を渇望する世界観が「進撃の巨人」とほんのちょっぴり似ている映画版「メイズ・ランナー」は、アメリカにおけるティーン向けミステリアドベンチャーの大命だ。 ティーンエイジャーのトーマス(ディラン・オブライエン)が目を覚ますと、高い壁に囲まれた広場だった。そこには同じような境遇の若者が大勢おり、すでに相当期間の共同生活を送っていた。なぜか過去の記憶がない以上に最大の問題は、唯一の出口と思われる巨大な扉の向こうには毎夜構造を変える巨大迷路があり、扉が閉まる夜の間にそこに閉じ込められてしまうと、生還の可能性が今のところゼロ打倒いことだった。はたしてトーマスは迷路を抜け、記憶を取り戻し、外の世界に脱出できるのだろうか。 あまりに面白

  • 超映画批評「劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」55点(100点満点中)

    「劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」55点(100点満点中) 2013年8 月 31 日(土)新宿バルト9ほか 全国公開 2013年/日/カラー/99分/配給:アニプレックス 原作:超平和バスターズ 監督:長井龍雪 脚:岡田麿里 キャラデザ・総作監:田中将賀 演出:吉岡忍 声の出演:入野自由 茅野愛衣 戸松遥 櫻井孝宏 早見沙織 近藤孝行 ファン向け限定品 フジテレビ「ノイタミナ」枠は、深夜ということもあって視聴者が大人に限定されるため、意欲的な企画が出てくることで評価されている。「あの花」「花の名前」などと略される作もそこから出てきた人気作で、なかなか異色のドラマながら泣けると評判。この映画版も期待通りの大ヒットとなっている。 じんたん(入野自由)、めんま(茅野愛衣)ら仲良し6人組は超平和バスターズと名乗り、山の中の秘密基地で遊んでいた。ところがめんまが急死したこと

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