【コラム】「韓国の物価高はウォン高が原因なのか」 【特集】どっちが高い? 韓日生活物価徹底比較(6) 財政経済部(財経部)が4日、説明資料を配布した。本紙が連載中の「韓日物価逆転」記事に「少々誤解の余地がある」とし、説明するというのだ。まず財経部は、「同記事は“為替レート変動(ウォン高)”の影響を明確に説明していない」と指摘する。韓国の物価が過度に上昇したのではなく、為替レートという不可抗力の外部環境により逆転現象が起きたという意味だ。 もちろん、まったく同じ1000円のラーメンでも、原価で換算すれば2004年は1万500ウォンものが、現在は8300ウォンになった。これは10.5倍だった原価に対する円の価値が8.3倍に減ったためだ。従って、「韓国と日本で多数の製品の順位が入れ替わった」と財経部は主張したいわけだ。しかしもう少し視野を広げれば、これは問題の本質でないということがすぐ分かる