ベテラン司書を大量解雇する一方、新たに職員を募集した狭山市 2020年度から非正規で働く地方公務員の待遇を改善する目的で導入された会計年度任用制度。ボーナスが支給されるほか、フルタイムは退職金の支給対象になったものの、その名称の通り、働く期間は1年単位が原則。任期については、同制度が導入されるまで実質的には上限がなかったが、総務省が「再度の任用は原則2回まで」とのマニュアルを示していたため、多くの自治体が3年めにあたる2022年度が終了するタイミングで、会計年度職員を大量に雇止めするのではないかと危惧されていた。事件が起きたのは、そんな矢先のことだった。 狭山市立中央図書館に22年間勤務していたYさん(仮名)は、児童書を担当するベテラン司書。非正規の職員でありながら、フルタイム勤務で蔵書の選定から除籍、年間予算の管理、地域の学校と連携した各種イベントも長年続けてきて、教師や保護者から厚い信
庫ノ林 @konobayashi 前にも書いたけど。 入力業務で出向中の大学図書館で、学生から「本が見つからない」と何度も声をかけられ、分類表片手にお手伝い。 聞けば。 事務長が「PC入力できる学生で十分」と司書を首にし、学生に目録やらせ、幽霊データ大発生等で苦情殺到。 司書を雇いなおしてデータの大修正中との事。😰 庫ノ林 @konobayashi 図書館システムには、機能差があります。 が、公民館図書室で使われるようなシステムに、大学図書館レベルの事を無理矢理させてようとして、機能不全にしてしまい、システム入れ替えになった図書館があります。😥 大学図書館用システムは高価ですが、それには理由があるんです。無茶はいけません。😥 庫ノ林 @konobayashi でも、この大学図書館で学生さんに声かけられて。 「やっぱり、利用者と直接やりとりしたいな」と思うようになった。 ずっと、図書館
「Getty Images」より 2015年5月21日、東京労働局・受給調整事業部が突然、ある事業所へ調査に入った。 悪質なケースでは刑事告発も辞さない姿勢で、違法な派遣事業者を指導することで知られている同局が調査対象にしたのは、民間企業ではなかった。公的機関であり、なおかつ教育現場でもある、東京都立高校に設置された学校図書館だった。 いったい、学校図書館でどのような違法行為が行われたのだろうか。取材を進めてみると、意外な事実が次々と明らかになった。 学校図書館の民間委託について調べていた筆者は、事件の全容が詳細に書かれた文書を6月下旬に入手。そこからは、4年前に都立高校が民間委託していた学校図書館の運営において、「偽装請負」と呼ばれる違法行為を労働局から認定されたうえ是正指導までされていたことが判明した。関係者への取材によっても、その事実は確認できたのだが、なぜか当時、この件に関するメデ
よるこ @yoruco_lib 私気づいたら10年以上司書やってんだな。 大学卒業後、非正規だけど憧れの図書館で働いて、そこから3つの図書館で働いてきた。今年度で3つめの契約が満期になる。 真剣にこの先の人生を考えるともう図書館で働くのは終わりにしないといけない。仕事は本当に好きで天職だと思う。でも食べていけない。 よるこ @yoruco_lib 私が若い時、正規職員の試験は今より少なくてほぼ全て県外だった。受けられる範囲は受けたけど全部落ちた。そのうち年齢制限に引っかかって試験を受けられなくなった。 働きながら勉強するのはとても難しいしめちゃくちゃ根性がいる。達成してる人は本当にすごい。尊敬する。私は根性無しだった。 よるこ @yoruco_lib あと、とても愚かな事だけどその時やっている仕事がやりがいがあって充実していて辞めるという選択に積極的になれなかった。 私は幸運なことにずっと
2つの区立図書館の運営を民間に委託するという東京 練馬区の方針に反対し、非常勤の司書で作る労働組合がストライキを行う構えを示していましたが、18日夜までの交渉で、区側が「別の区立図書館で雇用を継続する」などと回答したことから、予定されていたストライキは回避されました。 これに「図書館専門員」と呼ばれる非常勤の司書たちの労働組合は、「雇用が脅かされるうえ、貴重な経験や知識が生かされなくなるおそれがある」と反対し、ストライキも辞さない構えで区側と交渉を続けてきました。 18日夜まで行われた交渉の結果、区側が「2つの図書館に指定管理者制度が導入された後も、別の区立図書館で司書たちの雇用を続ける」と回答したことなどから、19日と今月26日に予定されていたストライキは回避されました。 練馬区立図書館専門員労働組合は「多くの区民や全国の図書館の司書から支援の声が届いてうれしい。引き続き、指定管理者制度
東京 練馬区が2つの区立図書館の運営を民間に委託する方針を示していることに図書館の非常勤の司書で作る労働組合が反対し、19日と26日にそれぞれ2時間のストライキを構えて交渉を続けています。 これに対し「図書館専門員」と呼ばれる非常勤の司書57人で作る労働組合が指定管理者制度の導入に反対し区側と交渉を続けていて、まとまらなかった場合ストライキを行うことを決めました。 ストライキは練馬図書館で行われ、19日と26日のいずれも午前8時半から10時半の2時間にわたって予定しています。練馬図書館では館長を含めた職員合わせて35人のうち32人が非常勤の「図書館専門員」で、購入する図書の選択やカウンターでの貸し出し、検索などの業務を行っています。 練馬区立図書館専門員労働組合の船津まゆみさんは「図書館専門員の中には30年近く図書館の業務に携わった人もいて、皆、現場の貴重なノウハウを持っている。指定管理者
10月1日付当サイト記事『ツタヤのCCC運営の図書館、不可解な図書購入めぐり疑惑浮上!在庫処分に利用?訴訟に発展』で、全国でも民間委託を最も積極的に進めている自治体のひとつである東京足立区のケースを例に、公共図書館がいかに「ワーキングプア」を大量に生み出す元凶となっているかをレポートした。 「民間に委託すれば、より少ない費用でより充実したサービスが受けられる」という考え方は、絵にかいた餅にすぎず、現実には受託した企業が利益を確保するために人件費を低く抑えているにすぎない。 館長を雇い止め~裁判~和解 今回は、さらに具体的事例を挙げて解説していこう。 「無理が通れば道理が引っ込む」と言われるように、足立区の図書館では、これまで2つの大きな労働事件が起きている。 まず、指定管理制度完全導入直後の2009年に足立区内の図書館で起きたのが「館長雇い止め事件」だ。 指定管理者となった企業に契約社員と
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