重要な局面を迎えるソフトバンク ソフトバンクグループ(ソフトバンク)は、創業者である孫正義氏の指揮のもとIT先端分野を中心に有望企業への投資を積極的に進め、今後、成長期待の高い分野での収益拡大を目指している。とくに、10兆円規模の“ビジョン・ファンド”を設立し、多くのスタートアップ企業に投資を行う姿勢には、孫氏の成長への強い執念を感じる。
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ソフトバンクがその気になれば、銀行を凌ぐ金融サービス会社になれるのではないか――。筆者は最近、そんなことを考えている。IoT(インターネット・オブ・シングズ)での覇権を目指している同社が、どこまで金融事業に情熱を注ぐかは分からない。しかし、少なくとも同社のアプローチは、ある企業の成功と重なるものがある。 元々、モバイルと金融サービスの相性は良い。最大の成功事例は、ケニアの電子マネーサービス「M-PESA」だろう。通信キャリアのサファリコムが運営するM-PESAは支払いや決済に使えるほか、遠隔地に送金したり、M-PESA取扱店で現金として引き出したりすることが可能だ。ケニアでは人口の約半数が登録し、GDP(国内総生産)の約4割がM-PESA経由とされるほどだ。 日本でも、通信キャリアは金融事業に強い関心を示してきた。NTTドコモは2005年に、非接触型クレジットカードの草分けとも言える「iD
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