衆院決算行政監視委員会で立憲民主党の柚木道義氏の質問に答える岸田文雄首相=国会内で2023年6月12日午前10時23分、竹内幹撮影 岸田文雄首相は12日の衆院決算行政監視委員会で、別人の情報をひも付けるミスが多数発覚したマイナンバーカードと健康保険証を一体化した「マイナ保険証」について、「一体化のメリットを着実に実現するためにも、来年秋の健康保険証の廃止に向けて取り組みたい」と述べ、健康保険証を予定通り廃止する意向を改めて示した。 野党側は健康保険証の存続を求めたが、首相は「健康保険証では不可能だった特定健診の結果などに基づいて、より適切な医療を受けることが可能になる。一体化にはさまざまなメリットがある」と強調した。