題名:”情動”の多大なるオーバーフローに伴う覚醒 -残酷な天使のテーゼへの本章- 報告者:ナンカイン 本記事は、この記事の続きです。 先の記事にて”感情”の発露に伴う”情動”のテーゼ(ヒトの命題)について考え、”情動”に関する神経回路を調べることで、それらの起因を探った。さらに、”感情”と直接に繋がれる行動の表出が”情動”であり、それをおさえきれないオーバーフロー、いわゆる偽のテーゼが生じる可能性についても触れた。ここでは、その”情動”が”理性”を覆い、多大なる”情動”のオーバーフローによって生じた覚醒について考えたい。 テレビ版の新世紀エヴァンゲリオンを見たことがある方なら、今さらでもない話題ではあるが、第拾九話に登場する第14使徒ゼルエルによってEVA初号機に載る主人公の碇シンジは覚醒(テレビでは暴走としてテロップされ、暴走と覚醒の違いはあるが2)、ここでは一旦覚醒で統一したい)した。