現在、日本は、去る3月11日に発生したマグニチュード9.0の地震、それに続く大規模な津波、さらに津波による原子力発電所の事故など、未曾有の規模の災害に立ち向かっています。この過程において、これまでに国内外から示された多大なる善意に心から感謝申し上げます。 我が国の空港は、津波の直接の被害を受けた仙台空港を除き、震災直後から通常の運用となっており、我が国の復興に向けた拠点として機能しています。国際線・国内線の定期便、臨時便、チャーター便が通常通りの運航を続けているほか、各国・地域からの善意を載せた多くの救援機も離着陸しています。 また、原子力発電所の災害も、その影響は限られた範囲に限られており、各空港においては健康上の問題を惹起するレベルの放射線は検出されていません。 以上を踏まえ、国際民間航空機関(ICAO)や国際航空運送協会(IATA)といった権威ある国際機関も、専門的な立場から客観的事