2018.05.24 00:15 胎内記憶の生みの親が新たに提唱する「エビデンスより、物語に基づく診断・治療」がいかに危険か 「子どもは親を選んで生まれてくる」「生まれる前の記憶を持って、この世に誕生する子どもがいる」そんな不思議なお説のモトネタである〈胎内記憶〉は、〈親学推進協会〉の特別委員を務める産婦人科医・池川明氏が提唱しているお説。さまざまな分野でその考えに賛同する人は少なくなく、「あたしおかあさんだから」で炎上した絵本作家のぶみも絵本のテーマに採用、〈累計10万部シリーズ〉と謳われる服部みれいの新刊『うつくしい自分になる本』(筑摩書房)でも、うつくしい物語風味に紹介されていました。 巷ではそんなノリで、〈胎内記憶は夢のある心あたたまるほっこり思想!〉として好意的に取り上げられがちですが、元ネタとなるお説は唖然とさせられる、ディープなトンデモ界。前篇ではそんな話を紹介しつつ、異なる