モロコシはモロコシ属の中で最も広く栽培される種であり[24]、小麦、稲、トウモロコシ、大麦についで世界で5番目に多く栽培される穀物となっている[3]。アフリカ、中国、インドなどの一部地域ではモロコシは重要な穀類として栽培されている[19]。生産量は1960年代に3,000万トン台だったが、1980年代には7,000万トン台にまで生産が拡大した。その後、2000年代には6,000万トン台にまで下がってきている[25]。多くの種が耐乾燥性、耐熱性を持っており、特にサヘルでは重要な作物となっている。ただ、全般としてはやはり乾燥地においてほかの穀物の栽培できないところで栽培されることが多いため、反収はイネ、コムギ、トウモロコシの三大穀物に比べて低い。モロコシの大生産国のうち、アメリカ合衆国やオーストラリアやアルゼンチンでは飼料用生産がほとんどである。 アメリカ[編集] ハイブリッド・ソルガムの畑
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