Collectif FARは、4年前に若者4人が始めたコミュニティ・ファームだ。 ちょうど前の居住者が出てゆき、空き農場になっていたこの土地を、高校時代の同級生だったフランス人の青年3人と、コロンビアからフランスに移住し、リヨンで働いていたアンナの4人で共同出資して権利を買ったそうだ。 彼らは、荒廃していた農地を整備し、トラクターやチーズづくりに必要な設備を揃え、 羊80頭を買い、家を修理し、羊小屋を自分たちで建て、ゼロから農場を創り上げた。 現在は、彼ら4人のほかに、ベルギーからの移住者、28歳のマイテと44歳のチエリの2人、 更に30代半ばのフランス人ロランスが加わり、7人で運営している。 フランスでも、このような形で運営している農家はまだ珍しく、ここは南仏にある三軒のうちの、一軒なのだそうだ。 そこに、年柄年中、ヨーロッパからWOOFerたちがやってくる。 私が滞在していた期間中は、