家族に関するsaystar5のブックマーク (2)

  • 娘の抱負

    ‪うちの母はスラッとしたカッコいい女性が憧れだが自分はチビデブ(母の談)だからそういう格好ができないといつも口癖のように言っていた。そのせいか、娘である私にボーイッシュな格好をさせたがったし、そんな格好をさせられた3歳の私が道であった外国人に「ボーイ?」とニコニコ声をかけられたというのが、母からもう何千回と聞かされた自慢話だった。‬ ‪でもその裏で、幼児だった私が欲しいと言ったお姫様ドレスも、みんなが履いていた段フリルのスカートも発表会の花柄ドレスも全部罵倒の対象だった。笑ってバカにして、私にさせてる男の子っぽい格好やスッキリとしたデザインの服が一番可愛いと何度も言った。うちの子が一番可愛い他の子は全く可愛くないと。他の子はダサくて芋くさくてどうしようもないと。私は常に誰かへの否定を聞いて育った。‬ ◇ ‪私は発達の早い子供で、文字が読めるようになるのも抜群に早かった。賢い子ってのが小さい

    娘の抱負
  • 親が帰ってきた

    わけあって夏休みの2ヶ月間、母親と顔を合わせずに過ごした。夏休み前半はとある寮でたくさんの学生と一緒に、後半は家で、日中は仕事でいない放任主義の父と、わたしのことを特に気に留めない弟と一緒に。自分の世話を自分でするのは思っていたより大変だったけど、非常に良い体験だった。 さっき、母が帰ってきた。自分の生まれ育った国で、実家の家族と一緒によっぽど楽しい時間を過ごしてきたらしい。わたしは作り笑顔と無理やり出した明るい声で「おかえり!」と言い、何か手伝えることは無いかと申し入れた。母は大丈夫だと言ってわたしの新しい髪型を褒めた。少し拍子抜けした。「なんだ、しばらく見ない間にもしかして少し丸くなったのか?」なんて思ったりもした。 全くそんなことはなかった。 しばらくしてから彼女は家の状態について文句を言い出した。床がほこりっぽい。新しく買ったクッションのセンスが悪い。自分のタオルが出ていない。美味

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