[GDC 2011]売価99セント。「Angry Birds」のブランド化成功事例 ライター:奥谷海人 Peter Vesterbacka氏 iPhoneやiPad,Android搭載機といった“タッチ世代”向けのモバイル端末向けゲームタイトルのなかで,群を抜いた存在といえるのが,フィンランドのRovio Mobileによる「Angry Birds」(アングリーバード)である。 GDC 2011では,同社のCEOであるPeter Vesterbacka(ぺテル・ベステルバチュカ)氏がGDC初登場。「Angry Birds - A Entertainment Franchise in the Making」(生み出されつつある娯楽ブランド)というタイトルでセッションを行ったので,その内容をお届けしたい。 Angry Birdは「製品」ではなく「サービス」 2009年12月,99セントという価