【注意!!】 読者のみなさんが、本記事を参照してゴミ取りの作業などをする場合は、すべてご自身の責任において作業を行なってください。作業によって万が一、キズ、故障、破損などのトラブルが発生しても、一切の問題についてその責任を株式会社ニコン、ニコンカメラ販売株式会社、デジカメWatch編集部、筆者は負いませんのでご了解ください。また、ニコンサービスセンターでもイメージセンサクリーニングを有料で行なっています。イメージセンサークリーニングを行なってもゴミが取りきれないときなどは無理をせずにニコンサービスセンターで清掃をしてください。 デジカメの撮像素子の前にある「ローパスフィルター」(LPF)の清掃は、ほとんどのユーザーがサービスセンター任せにしていることだろう。かくいう筆者もそんな状態だったのだが、ニコンが無料で行なっているローパスフィルター清掃講座にデジカメWatch編集部の編集者O氏と参加
冒頭から告知で何なのだが、ぼくは今、金沢21世紀美術館デザインギャラリーで「金沢をブリコラージュする。糸崎公朗写真展」という個展を開催している(7月13日まで)。この「ブリコラージュ」という言葉の意味は、連載第1回目でも解説したとおり「既製品の断片を寄せ集め、新たな機能を持つ道具を生み出す素人工作」」というような意味のフランス語で、それがこの連載のタイトルの「切り貼り」という言葉にもかかっている。 ブリコラージュの名手というのは写真界にも少なからずおられるが、その中でぼくが影響を受けた一人が昆虫写真家の海野和男さんだ。海野さんの代表作は何といってもチョウの飛翔の瞬間を捉えたシリーズで、市販の魚眼レンズとクリップオンストロボを組み合わせて撮影されているのが特徴だ。 魚眼レンズはもともと風景撮影用として売られていたもので、それを「昆虫の接写」に使った人は海野さんが初めてだ。またクリップオンスト
梅佳代(初めてこの名前を聞いた人はhttp://dc.watch.impress.co.jp/cda/exib/2006/09/12/4586.htmlを参照、以下敬称略)のカメラは、日常生活のなかで起きている一瞬の出来事を捉える。その写真は見る人に微笑、哄笑、爆笑、苦笑、失笑……を起こさせる。そしてそのあとで「人生って悪くない」と思わせるのだ。 彼女の初の写真集「うめめ」でスナップ写真の新鮮な面白さに驚嘆した人も多いだろう。梅佳代初めてのこの写真集はすでに4刷が決定したほか、2007年1月14日にはTBSテレビ「情熱大陸」で彼女が取り上げられる予定だ。さらに来春には第2写真集も控えている。 その梅佳代が写真学校で購入して以来、ずっと使っているのはフィルムカメラのキヤノンEOS 5。いまのカメラは中古カメラ店で購入した2代目だ。眠る時以外はほとんど梅佳代の首にかけられ、一瞬の出番を待ち続け
上野駅のコインロッカーでの出来事。本人たちの狼狽ぶりが大きいほど、傍から見たおかしさは募る。「けど、誰一人見る人も手助けする人もおらんかった。都会やわと思う」 写真のおもしろさをストレートに感じさせてくれる写真展がいま、東京 原宿のリトルモア地下で開催中だ。題して「シャッターチャンス祭り/梅佳代写真展」。日常生活のなかで起きている不可思議な小事件、出来事。それを見逃さず写真に記録して見せてくれる。彼女の写真を見たとたん、思わず口から笑いが飛び出してしまったりするのだが、そのあと、不思議な余韻が眼の奥に残り、もっと見たいと眼が訴えかけてくる。 嘘だと思うならば、リトルモア地下に足を運ぶか、作者の初めての写真集「うめめ」が発売されているので、書店で確認すべし。ギャラリーに行った人は写真集が見たくなるし、写真集を見た人は写真展が見たくなるはずだ。 「シャッターチャンス祭り」の会期は2006年8月
対応OSはWindws 2000/XP/Vista、Mac OS X 10.3.9以降。 価格はオープンプライス メーカー純正のRAW現像ソフトのうち、多機能さとユニークな操作性で知られるのが、ニコンの「Capture NX」だ。その特徴を一言でいうと「簡単で使いやすい画像編集ソフト」。今だからいえるが、僕がこのCapture NXを初めて使ったのは、2005年10月にD80体験セミナーの講師として大阪に行く新幹線の中だった。ノートPCにインストールはしていたものの、画像の編集に使ったこともなければ、使用説明書さえ読んでいなかった。 使用説明書をパラパラとめくって、自分がやりたいことに対する操作がわかったのは、東京駅を出て静岡駅を通過前。それがCapture NXの中で最も特徴的な機能といえる「コントロールポイント」だった。その車中で編集したのが次の画像だが、操作そのものは10分もかからな
アドビは、フォトレタッチソフト「Photoshop CS3」日本語版を6月下旬に発売する。価格は、通常版が10万円、アップグレード版が2万6,000円。特別提供版が8万5,000円。 このうち特別提供版は、パッケージ版「Photoshop Elements」の正規登録ユーザーのみ購入できる。いずれも対応OSは、Windows XP/Vista、Mac OS X 10.4.8。 また建築や医療など、特定画像処理分野に向けた「Photoshop CS3 Extended」も同時に発売する。Photoshop CS3に統計処理など特殊な機能を追加したもので、価格は通常版が14万800円、アップグレード版は4万8,000円、アカデミック版が4万1,800円、特別提供版が12万7,000円。特別提供版の扱いと対応OSは、Photoshop CSと同じ。 なお今回のバージョンより、アップグレードポリシ
会場でも大きな注目を集めているSD14とDP1を操作できる機会を得たのでレポートしてみたい。 ■ カメラ部のデキが格段に向上したSD14 まずはSD14だが、手にしたときの質感はSD10よりもかなり上がった印象で、なかなか高級感がある。重量は700gと決して小型軽量ではないものの、中級機としては標準的な重さと言えるだろう。 デザインは社内で行われたそうだが、従来モデルのSD10に比べると、グッと精悍になったと感じた。 SD14を構え、シャッターを半押ししてまず驚いたのがAFの速さ。SD10より格段にスピードアップされ、かなり小気味よく合焦してくれるのだ。SD10では中央1点だけだったAFフレームも5点にグレードアップしているのもうれしい。今までのSD10だとAFに関しては明らかに他社に後れをとっていたけれど、AFスピードに関しては一気に他社並みのレベルに追いついたと思う。残念ながら実写はで
170 1位に輝いたのは、11月30日発売のペンタックス「K10D」だった。「手ブレ補正」、「ゴミ対策」、「防塵防滴」などの機能をミドルクラスのボディに搭載。それでいて店頭価格は12万円前後とコストパフォーマンスが高く、さらに、2007年登場予定の超音波モーターレンズに対応するなど、望まれている機能を網羅した内容に、納得の結果といえるだろう。 2位はニコンの「D80」。大ヒットモデル「D70」の後継機として期待を集めての発売だった。上位機種D200相当のファインダーをはじめ、作りの良さを前面にアピール。木村拓哉氏を起用した広告展開も話題を呼んだ。
ある晩の終電も間近となった時刻に、ふと思いたって川崎に出かけた。 乗客もまばらなJR南武線に折りたたみ自転車を持ち込み、アルコールとアンモニアの匂いがただよう車内に腰をおろした。東京近郊の鉄道路線でもとりわけひなびた雰囲気のある南武線は、深夜の川崎に向かうにはふさわしい交通手段かもしれない。JR川崎駅に着いた時は午前0時を過ぎていた。 川崎に来るのは1年ぶりである。かつて横浜市に住んでいた一時期は、毎晩のように自転車に乗って川崎に出かけ写真を撮っていた。引っ越したせいもあるが1年以上も川崎に行っていないことに気づいて自分でも意外に思った。ぼくにとって川崎は夏の夜の印象が強い。自分が撮った川崎の写真をPCで見ていると、その大半は夏に撮られたもので撮影したときの蒸し暑さまで思い出されてきた。この季節になると気持がそわそわして夜の町に出かけたくなる。川崎に行きたくなったのはそういった季節のせいも
デジタルで写真をやるためには避けることはできないのだけれど、できればあまり近づきたくないもののひとつに、カラーマネージメントというヤツがある。 カラーマネージメントは、簡単にいえば、いろいろな機器の出せる色の範囲を標準的なものに統一しましょうというもので、メーカーや機種による発色の違いや個体差を吸収することで色味の誤差をなくし、入口(デジタルカメラやスキャナなどの入力機器)から出口(プリンタなどの出力機器)まで一貫した正しい色再現を得ようというもの。これができていると、被写体の色とPCのモニター上の色、プリント上の色がほぼ一致することになる(もちろん、適切なホワイトバランスで撮影されていることが条件になる)。 裏を返せば、正しい色を出せる機械がないという困ったちゃん的状況をどうにかごまかすのに必要なのがカラーマネージメントなわけだが、そのためのツールが案外にお高い。きちんとやるためには、デ
■ リローデッドワールドとは何か 心にスキが生じた時、つい足を向けてしまう場所がある。 ヒマだけど何にもしたくない時、ぼくは荒川河岸のリローデッドワールド(リロードされた世界)に出かけることが多い。リローデッドワールドとは何か? それは、朝霞市や和光市を流れる荒川の河川敷一帯を、ぼくが勝手にそう名づけて呼んでいるだけのことである。地名で言うと朝霞市内間木、和光市新倉のあたりだ。なぜ、そこを「リロードされた世界」と呼ぶかというと、来るたびに風景が変化しているからである。まるで毎日更新されるWebサイトのように……。 たいていの場所は集中して何度か写真を撮ると、それでもう飽きてしまうものだ。しかしリローデッドワールドは、毎日のように通いつめても飽きない。いつ行ってもその様相を異(こと)にするからだ。Web上でブラウザの「更新」ボタンを押す(リロードする)ことで最新ページが表示されるように、リロ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く