自社運用型かクラウドサービスの導入か――。電子メールやスケジューラーといった情報系システムの運用が変化しつつある。マイクロソフトが提供を開始した企業向けクラウドサービス「Microsoft Online Services」は、両方のシステムを共存して稼働させることができるという。 マイクロソフトは3月10日、ソフトウェアの機能をインターネット経由で提供する企業向けサービス「Microsoft Online Services(MOS)」をβ版として無償で公開した。100名~数千人規模の規模で、自社運用のシステムとクラウドサービスの共存を見据える企業の取り込みを狙う。正式版は4月から提供する。 提供を開始したのは、Exchange ServerやSharePoint Serverの機能をインターネット経由で提供する統合サービス「Business Productivity Online Suit