(1)はこちら、(2)はこちらから。 App::RunCron (3)では、前回(2)に出てきたcron実行結果の通知処理やエラーハンドリングを統一的に行うことができる拙作のフレームワークApp::RunCronを紹介します。 App::RunCronとは? cronにおけるログとエラーハンドリングの問題点 cronで実行したコマンドのエラー処理は悩ましいところです。パイプで出力を後続のコマンドに渡したところで、コマンドの成否自体は後続のコマンドからは知るすべはなく、出力結果から推測するしかありません。ログ処理とも共通することですが、コマンド終了コードがわからないまま、成功時も失敗時の別なく出力が流れてくることから、ログが埋もれてしまうというジレンマをcronは抱えています。 かといって、ジョブごとにエラー処理を書くのは、正しく書くのも難しく、書けたところで各ジョブ内に同じようなコードが