就職や仕事の悩みを抱える難病患者を対象に、和歌山県難病・子ども保健相談支援センターは11月から毎月1回、和歌山市紀三井寺の和歌山県立医科大学附属病院3階の同センターで相談を受け付ける。ハローワーク和歌山職員が出向き、担当する。同センターの湯川仁康さんは「病状やどこまで働けるかは人それぞれ違う。きめ細やかな支援をしたい」と話している。 「通院しながら働きたいが、会社に配慮してもらえる か」「難病であることを会社に伝えた方がいいか」と、働き方に悩む患者は少なくない。ハローワークは昨年5月から各都道府県に1人ずつ専任の難病患者専門就職サポーターを設置し、月10日対応している。 センターでの出張相談では専門員が個室で1時間耳を傾けるほか、センター職員や看護師、社会福祉士らを交えての相談もでき、一人ひとりの病状に合わせ、就労支援や助成金の情報などを伝える。また、家族や事業者からの相談にも応じる。 毎