神奈川県相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で起きた殺傷事件は、無事だった入所者や職員にも大きなショックを与えた。園に残る人たちのケアが課題となっている。 施設を運営する社会福祉法人かながわ共同会や県によると、園には事件前、10~70代の149人が長期入所していた。その約8割が、必要とされる支援の度合いを示す「障害支援区分」で最も重い6だった。 27日時点で、けがをしなかった約100人が園に残った。一部の入所者は家族が自宅に引き取り、共同会が運営する他の施設に移った人もいるという。 現場検証などのため現場の建物のほとんどが立ち入り禁止になり、事件のあった26日は男性は体育館で食事を取り、夜もそのまま布団を敷いて就寝。女性はホームの被害を受けなかったスペースで過ごした。風呂は27日になっても1カ所しか使えず、順番に利用したという。園側は「同じ場所に一日中いるのは大変なので、日中に外に出ら
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