認知症の高齢者らのために財産の管理などを行う成年後見を、親族に代わって市区町村長が家庭裁判所に申し立てたケースが昨年は5046件に上り、過去最多を更新したことが最高裁のまとめで分かった。5年前の約2・7倍で、本人の子供に次いで2番目に多い申立人となった。身寄りがない高齢者の増加が背景にあり、今後、後見人の担い手不足が懸念される。 市区町村長による申し立ては、認知症の高齢者らのうち、親族が身近にいない人や家庭内での虐待が疑われるケースで、近所の人や福祉関係者からの通報を受けて行われることが多い。 成年後見制度が始まった2000年度の23件(0・5%)から増え続け、13年は前年より503件多くなった。13年中に後見人が選任された3万4215件(保佐、補助含む)の申立人の中で14・7%を占め、初めて「兄弟姉妹」(13・7%)や「その他親族」(13・4%)を上回り、「子」(34・7%)に次いで2番
保育所に配置された臨床心理士が保育士と連携し、児童虐待の予防や早期発見につなげる試みが横浜市旭区で行われている。2012年度に始まった市のモデル事業で、保育士からは「困難を抱える母親にどう接すればよいのかが見えてきた」と効果を実感する声が上がっている。(板垣茂良) 臨床心理士は武蔵野大心理臨床センター相談員の氷室綾さん(34)。これまで児童相談所などで多くの親子に接してきた。氷室さんは、区内全体の保育カウンセラーの立場で、同区が「育児支援センター園」と位置づける市左近山保育園(旭区左近山)に週2日勤務し、区内の認可保育所などから寄せられる相談に乗っている。 区こども家庭支援課によると、氷室さんが保育士から受けた相談件数は12~13年度で計約290件。虐待を未然に防いだケースでは、子供の送迎時につらそうな表情を見せる母親に気づいた保育士が氷室さんに相談。アドバイスに従い、相手に寄り添う接し方
シャンプーの容器(ようき)にはギザギザの線が付いていて、目が不自由な人でもリンスと区別できるのを知っていますか。 障(しょう)がいのある人や高齢者(こうれいしゃ)に使いやすく工夫された商品やサービスは、誰(だれ)にでも便利なことから「共用品」と呼(よ)ばれ、身近に広がっています。共用品のことを調べ、普及(ふきゅう)活動を行っている共用品推進機構(すいしんきこう)(東京都千代田区)で、おもちゃや文具のアイデアについて取材しました。 オセロの白黒、触ってわかる 共用品推進機構のドアを開けると、テレビでおなじみの「ぼく、ドラえもん」の声に迎(むか)えられました。上部に、来客を知らせる装置(そうち)が付いています。 共用品の展示(てんじ)フロアには、食品や日用品の容器(ようき)など約200点が並(なら)んでいます。このうち、玩具(がんぐ)と文房具(ぶんぼうぐ)を手にとってみました。 「大回転オセロ
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