厚労省の社会保障審議会・生活保護基準部会では、現在、住宅扶助と冬季加算を中心に、「生活保護基準をどう定めるか」の根幹に迫る議論が行われています。 委員の大多数からは、引き下げに対する慎重論や検討不足への懸念が数多く挙げられています。 厚労省に、税金を使って行った調査の結果や基準部会での議論をどの程度汲み取る気があるかは私の知るところではありません。 「引き下げの方向」とリードする報道も数多く見受けられます。財務省は間違いなくそうでしょう。現在のところ、厚労省も財務省を押し切ってまで独自判断をしようとは考えていないのではないでしょうか。 とり急ぎ、私の傍聴記録をそのまま公開します。 万一(と言いたい)、「基準部会の議論を踏まえて引き下げ」という結論が導かれるならば、基準部会の議論の何がどの程度踏まえられているのか、あるいは踏まえられていないのか、捻じ曲げられているのか。 どうか、皆さんに考え