◎遊び通して癒やす/ユニセフ 国連児童基金(ユニセフ)が主催する国連防災世界会議の一般公開事業「レジリエントな社会を、子どもたちと」が14日、仙台市青葉区の東京エレクトロンホール宮城であった。東日本大震災の被災地で進む遊び場づくりや子どもによる復興まちづくりを話し合った。 ユニセフ本部のエドワード・チャイバン事業局長は「子どもは環境変化に敏感で、大人より知識を持っている。防災計画に貢献できる」と話した。 パネル討論では保育所や支援団体が、遊びを通して子どもの心が癒やされていった事例を報告。里親同士の交流など子どもたちを見守る大人を側面支援する仕組みの重要性を訴えた。 相馬市飯豊小は地域の危険箇所をまとめたマップづくりの取り組みを発表。津波で被災した林慎太朗君(12)は「二度と災害で犠牲者が出ないよう防災を意識してほしい」と話した。 ◎遺構から震災学ぶ/宮城県支援会議 国連防災世界
仙台の保育所で車上荒らし頻発 12月に入り、仙台市の保育所駐車場で、園児の送迎に来た保護者を狙う車上荒らしが相次いでいる。運転席周辺など外から見える場所にかばんや財布を置いていた人が被害に遭っており、短時間でも貴重品を持って車外に出るよう、市は注意を呼び掛けている。 市によると9~15日、青葉区で2件、宮城野区で2件の被害があった。手口は窓ガラスを割られるケースが2件、特殊工具による開錠が1件、無施錠が1件だった。県警が窃盗容疑で調べている。犯行はいずれも夕方で、車を離れた十数分間に被害に遭っていた。保護者が車からいなくなったのを確認した上で犯行に及んだ可能性があるとみられる。 市保育課の担当者は「『ほんのわずかな時間だから』と、貴重品を持たずに外に出る人が多い。犯人がすぐそばに潜んでいる可能性を考え、警戒を強めてほしい」と呼び掛けている。 2014年12月27日土曜日
交通事故や病気などで脳に重い損傷を負った人や家族らでつくる「全国遷延性意識障害者・家族の会」の設立10周年の記念講演会が16日、東京・八重洲であった。日本意識障害学会理事長の加藤庸子・藤田保健衛生大教授が講演し、慢性期の意識障害患者の症状の評価方法を2016年度にも学会で作成する方針を示した。 加藤氏は、これまで意識障害患者の症状に関する客観的な基準がないため、治療法にばらつきが目立っていると説明。「患者の状態に合った治療につながるような評価方法にしたい」と語った。 講演会には、会員や医療関係者ら約110人が参加した。家族の会の桑山雄次代表はあいさつで「多くの人たちに支えられ、設立10年を迎えることができた。ただ発足から時間が経過し介護家族の高齢化が深刻になっている」と述べ、家族が介護できなくなる将来にどう備えるかが喫緊の課題になっていると報告した。 2014年11月17日月曜日
東日本大震災で被災した子どもたちが未来に希望を抱く環境づくりの力になろうと、NPO法人「絆プロジェクト2030」(東京)が、長期的な精神面のサポートを柱とした活動を続けている。3カ月に1回、ボランティアチームが被災地を訪問。心の傷を癒やす運動などのプログラムを通して寄り添っている。 同プロジェクトが被災地の幼稚園や学校に届けているのは「Kizunaこころのエクサイズ」と呼ぶ心と体を解き放つひととき。1回の訪問には10人ほどのボランティアが参加する。 手拍子を打ち、体をさまざまに動かし、リズムに合わせて呼吸する。世界の大規模災害の被災地で心のケアに取り組んでいる「フォーチュネイト・ブレッシングス財団」(米国)の手法を取り入れたエクササイズ(運動)だ。 被災地側からの希望を受けてエクササイズに赴く際は、金曜に学校を訪問し子どもたちと触れ合う。続く土日曜も地域の仮設住宅などでエクササイズを
医療・福祉分野で働く若手でつくる任意団体「せんだい医療・福祉多職種連携ネットワークささかまハンズ」(仙台市)はこのほど、仕事への思いを語るイベント「MEDプレゼン2014@仙台」を仙台市青葉区のエル・パーク仙台で開いた。メンバーら12人が一人10分程度の持ち時間で、それぞれの役割や連携のためのアイデアを語り、参加者約100人が熱心に耳を傾けた。 ささかまハンズは、医療や福祉、生活支援を一体的に提供する地域包括ケアの充実を目指そうと、昨年結成された。イベントは、関係者の連携強化を図る狙いがある。 地域包括支援センターの女性保健師は認知症をテーマに語った。民生委員らと、認知症を理解してもらうための劇団で活動した経験を振り返りながら、「地域の人が認知症を自分の事として捉えることが重要」と強調した。 介護福祉士養成施設で講師をしている女性は、介護福祉士の社会的評価が低いことを指摘。介護福祉士
スマートフォンや通信機能付きゲーム機の使い方を自分たちで考えようと、大河原町の大河原小(児童885人)は合言葉を決めた。児童代表による会議でまとまったのは「使う時間」をテーマにした「ゲームより家族の時間を大切に」など3種類。今後、各クラスで話し合うなどして全児童で取り組む。 「ゲームより家族の時間を大切に」 「ゲームの貸し借り トラブルのもと」 「ストップ! その言葉、大丈夫?」 他の合言葉はテーマごとに「使い方」が「ゲームの貸し借り トラブルのもと」、「インターネットへの接し方」は無料通信アプリ「LINE」などを踏まえ「ストップ! その言葉、大丈夫?」とした。 会議は3日にあり、4年生以上のクラス代表や各委員会の委員ら約60人が参加。事前に考えた候補について意見を出し合い、テーマごとに一つずつを選んだ。 このうち「使う時間」に関しては、「低学年にも分かる言葉がいい」「家族との時間を
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