リオ五輪・パラリンピックの開幕が近づくにつれ、障害者スポーツに関心が高まっている。そんな中、障害の有無にかかわらずにできるスポーツ「卓球バレー」に打ち込む人たちが京都府福知山市内にいる。市身体障害者団体連合会所属のチーム「がんばろう会」(塩見弘会長)。障害者、健常者の垣根なく、みんなで盛り上がれることがうれしく、楽しいという。 1チーム6人でいす(車いす可)に座って卓球台を囲み、小さな金属の重りを入れて転がりやすくしたピンポン玉を7センチ×30センチの板状のラケットを使って相手コートに3打以内で打ち返す。卓球とバレーボールを足して割ったような競技内容から卓球バレーと名付けられた。 発祥の地は京都。40年ほど前に、車いすの子どもたちが通う京都市右京区の市立鳴滝養護学校(現総合支援学校)で、卓球台でピンポン玉を転がして遊んでいる様子を見た教諭たちがルールを作り大会を開いたことが始まり。その後、