「科学の甲子園」来年3月に=ノーベル賞根岸さんも応援−科技機構 「科学の甲子園」来年3月に=ノーベル賞根岸さんも応援−科技機構 科学技術振興機構は14日、全国の都道府県予選を勝ち抜いた高校生チームが、理科や数学の知識や実験の腕を競う「科学の甲子園全国大会」を来年3月24〜26日に兵庫県西宮市で開くと発表した。 記者会見に出席した昨年のノーベル化学賞受賞者根岸英一さん(同機構総括研究主監)は、「野球少年が甲子園を目指すように、科学好きの高校生に大きなインセンティブ(刺激)になるよう期待する」と述べた。 数学や物理、化学など一つの分野で個人が競う国際科学五輪と異なり、「甲子園」は1校6〜8人のチームで、科学や技術の複数の分野にまたがる問題を解くのが特徴。全国各地で今月から予選が始まり、47都道府県1校ずつの代表が全国大会に出場。筆記試験や実験、科学的知識を生かした物づくりの能力などを競う。