最近、英国国教会の最高位職であるカンタベリー大主教に、前ダラム主教のジャスティン・ウェルビーが新たに就任した。彼は賞賛に値する人物だし、イギリスの宗教指導者として立派に務めあげてくれるに違いない。 だけど、僕が今ここで彼を取り上げるのは、別の理由。こんな質問をするためだ。ウェルビーとウィリアム王子(英王位継承権第2位の人物)、デービッド・キャメロン(英首相)、ボリス・ジョンソン(ロンドン市長)の4人に共通するものは何か? 答えは、彼らが全員、同じ学校の出身者だということ。名門私立中等学校のイートン校――多分、世界で一番有名な学校だ。イートン出身者はイギリスでは何百年もの間、あらゆる分野でトップに居座り続けている(歴代首相のうち19人がイートン出身だ)。そうは言っても最近では特に、イートン出身者に権力と富が集中する傾向が顕著だ。 イートン校は、イギリス人が紛らわしく言うところの「パブリックス
「科学技術動向」2013年3・4月号では以下のレポートを掲載しています。 レポート1「米国国立科学財団(NSF)の評価基準の改訂―基礎科学研究活動が潜在的に持つ社会的インパクトに関する新たな理念の提示―」では、NSFが2013年1月に適用を開始した評価基準について紹介しています。NSFでは支援対象プログラムのプロポーザルを評価する際に、「知的メリット」と「より幅広いインパクト」のふたつの評価基準を用いています。このうち、「より幅広いインパクト」について評価基準の取り扱いを明確化し、また、競争力強化法の内容を反映させる等の点が改訂され、新たな基準が策定されました。この改訂では、創造される社会的なインパクトを含む幅広い価値が示されています。 レポート2「研究論文の影響度を測定する新しい動き―論文単位で即時かつ多面的な測定を可能とするAltmetrics―」では、最近関心が高まっている研究の定量
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