まず、サーバなどの機器を設置するためには「土地」が必要です。もちろん、サーバを地面に丸裸でおくわけにはいきません。地震や津波などの自然災害や、盗難などの脅威に備えた専用の「建物」が必要になります。建物の中には、インターネット回線を引き込み、電力を供給し、サーバを格納するためのラックを設置する必要があります。これが「ファシリティ、コネクティビティ」のレイヤーです。 ラックには、サーバやネットワーク機器などの「サーバハードウェア」が設置され、その上にLinuxやTomcat、sendmailなどのような「OS、サーバソフトウェア」がインストールされます。さらには、データベースや監視ツールのような「ミドルウェア」が導入され、一番上で「アプリケーション」が稼動するわけです。 ファシリティとコネクティビティを提供するのがデータセンター 一般的には、「ファシリティ、コネクティビティ」までのレイヤーを整
![そもそも、データセンターとは何をするところなの?](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/528fda81eec5105d26610f1b40e6f4bd8c2b6396/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fez-cdn.shoeisha.jp%2Flib%2Fimg%2Fcmn%2Flogo2.png)