2月18日(日曜日)、約3万人の市民ランナーが参加する第1回東京マラソンが開催された。最大で7時間近くに亘って、首都の主要道路封鎖を余儀なくした大イベントである。 世界の他の大都市マラソンのように、競技者側・市民側から発展し成長していったレースではない。日本陸上競技連盟(陸連)が主導してつくり上げたレースでもない。競技者が欲しがったわけでも、マラソン競技の中心団体が欲しがったわけでもなく、政治が欲しがったイベントだ。 都知事が思いつきで始めた、選挙対策の話題づくりイベントで、東京五輪招致の宣伝の一環、石原電通マラソン・・・等々といった冷めた見解は置いておくとしても、12億5千万円もの運営費を投じて開催すべきイベントなのか。ほとんどのメディアが伝えているように、本当に大成功なのか。さすがに甚だ疑問である。 まず、都知事選(4月)や他の5大都市マラソンとの兼ね合いで急遽選んだ開催日程からして、
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