『ライフ・イズ・デッド』(古泉智浩) 『ハイズクール・オブ・ザ・デッド』(佐藤大輔・佐藤ショウジ) と、続けざまに「ゾンビもの漫画」が2冊も刊行されました。 大変珍しい事態で今後十数年はこういうケースは無いだろうと思われますので 記念にその2冊と僕の手持ちの「ゾンビもの(っぽい)漫画」をレビューします。 まずは『皇国の守護者』の佐藤大輔と『ふたりぼっち伝説』の佐藤ショウジのダブル佐藤による 『学園黙示録 ハイスクール・オブ・ザ・デッド』。 大体ゾンビというバケモノはどうしたって"ザコ集団"であり、ボスがいないので盛り上がりに欠け、 作品内での時間の経過を長く取るのが困難です。 そこで大多数の漫画家は既存のゾンビ像やホラーという切り口を捨て、手を変え品を変えしています。 しかし『ハイスクール~』では真ッ正面から武藤カズキによく似た主人公たちの脱出ホラーサスペンスを描いています。 トーンも鮮や