カナダのトロントで発達障害の自閉症スペクトラム障害(ASD)の人向けの新しい薬の開発に向けて画期的な研究が現在進行中です。 ですが、それに対し自閉症スペクトラム障害に関わる人たちの中で意見が割れています。 日常生活においての社会的、コミュニケーションに関わる課題に対して助けとなる可能性のある薬、バロバプタンの国際研究が行われています。 「社会的な世界を認識する、社会的手がかりを理解する、他の人との関係を築く、それらに関わる脳のホルモンを調節する薬です。 日常生活において、社会的な面で苦労している人がそれを改善したいと考えた場合の選択肢になれるものかもしれません」 カナダのオランダ・ブルーム・子どもリハリビリテーション病院の主任研究員、エブドギア・アナグノスト博士はそう言います。 オランダ・ブルームの自閉症研究センターで40週間にわたり、この薬の有効性を確かめるための臨床試験が行われることに