レンズ交換式カメラに着けられるのは、なにも最新レンズだけじゃない。一本一本の描写の違いが楽しめるオールドレンズを楽しむ方法もあるのだ。そんなオールドレンズマニアであるカメラライターの澤村徹さんに魅力を語ってもらった。 自分が理想とする写真を撮れるレンズが見つかる 半世紀も前に生まれたレンズを、最新技術の粋を集めた一眼デジカメのボディに装着する。今や澤村徹さんと言えば、オールドレンズの楽しみ方を提案するライター、そしてカメラマンとして、その界隈で知らない人はいない。そんな澤村さんは、PCライターとして黎明期のデジタルカメラのほとんどを触っていたという。だがそれらは、カメラというよりも“パソコン周辺機器”として記事にするためだった。 「キレイな写真が撮りたいと思ったのは、子どもが生まれたのがきっかけでした。それで良いレンズが欲しいよねということで、当時使っていたキヤノンの一眼レフに、純正のF1