ロシア中部での隕石(いんせき)落下を受け、地球に衝突する可能性のある天体の監視を行う特定非営利活動法人「日本スペースガード協会」(高橋典嗣理事長)は24日、東京都内で総会を開き、隕石による被害予測などを行う「小惑星衝突情報センター」を新設することを決めた。 現在は、地球に近づく直径150メートル程度の天体は1割程度しか発見できていないとされる。将来的にはロシアに落下した隕石と同程度の直径10メートル以上の隕石の落下を2日前までに予測できる体制をめざすという。同協会は年内にも同センターを常設し、国内外の観測体制の強化について検討を進める。