毎日新聞社は、よしもとばななさんの小説「もしもし下北沢」の電子書籍版(iPad/iPhone向け)を10月1日から配信する。書籍に比べ安価に設定した上、新聞連載時のカラー挿絵を収録し、書籍にはないコンテンツの追加配信も行うなど、電子書籍ならではの内容。よしもとさんは「本を手に入れる選択肢が増える。これまでの読者とは違う層に読んでもらえれば」と期待している。 「もしもし下北沢」は、毎日新聞の土曜朝刊で昨年10月から今月11日まで週1回・49回連載した長編小説。父が知らない女性と心中してしまった主人公の女性と喪失感、転がり込んできた母との共同生活と対話。変わりゆく東京・下北沢に抱かれ、主人公は少しづつ立ち直っていく──。書籍版は9月24日発売、四六判272ページ、1575円。 電子書籍版はAppleの審査などもあり、書籍版から1週間遅れで配信。発売1週間は900円、その後は1200円と、、書籍