「キチンと文化」からの脱却を 放送大学 ICT活用・遠隔教育センター 教授 中川 一史 2009/05掲載 ※記載の情報は取材当時のものです。 「習得型」の側面だけでは語れないICT活用 現在、授業でICTを活用することによって、学力がどう上がるかという議論がよく聞かれるようになりました。それ自体はけっして悪いことではありません。現に、ICT環境を充実させるために、議会などの説得で「ICTで学力がたしかに上がったデータ」のほしい教育委員会担当者は、後をたたないようです。 しかし、ここで取り上げられる学力といいうのが、どうも「学力=狭い意味での基礎・基本」ととられ、この部分ばかりが目立っています。つまり、キチンと「知識・理解」や「技能」を習得することを重視しているわけです。しかし、学力というものは、いわゆる「習得型」の側面ばかりの話ではないし、そこだけがICT活用効果を語れる箇所ではないはず
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