Published 2019/01/23 10:00 (JST) Updated 2022/12/04 15:25 (JST) 「ポイントカード、お持ちですか」。コンビニや書店やスーパーのレジで、店員が客に声を掛ける。それに応じて客がカードを差し出すのは日常の光景だ▲会員登録した客はカードにポイントをため、お得な買い物ができる。ポイントカードにはその履歴が記録され蓄積される。誰がいつどこで何を購入したかというデータは、客層に合わせた仕入れや商品開発などに活用でき、会社が売り上げを伸ばす鍵となる▲客と会社の双方にメリットをもたらすシステムの裏で、プライバシーに関する重大な問題が発覚した。ポイントカード最大手の「Tカード」の会員情報について、捜査当局が裁判所の令状を取らずに運営会社に提供を要請し、会社側がそれに応じているというのだ▲客の氏名や住所、ポイント履歴などの個人情報が、外部のチェックを
神戸市内の精神科病院「神出(かんで)病院」で今年3月、看護師ら男6人(現在は全員退職)が患者に虐待をしていたとして、準強制わいせつや監禁などの容疑で兵庫県警に逮捕された。その後、神戸地裁で開かれた公判では常態化した患者虐待のおぞましい実態が次々と明らかになった。だが、浮かび上がった問題はそれだけではなかった。(共同通信=市川亨、山本紘平) ▽おとなしそうな青年が 6月23日、神戸地裁。法廷に現れた33歳の元看護師2人はどちらもおとなしそうな、どこにでもいる普通の青年だった。それに対し、検察側が明らかにした2人の行為は、外見からはとても想像ができない内容だった。 1人は2018年10月の早朝、他の元看護師ら2人と一緒に、60代の男性入院患者を病室でベッド上に押さえつけ、陰部にジャムを塗り、食べ物に執着の強い別の50代男性患者になめさせた。 もう1人は19年9月の夜、他の元看護師ら2人と共謀し
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く