大手検索エンジンのグーグルは1日、個人情報の収集・利用に関する新しい「プライバシーポリシー」(個人情報保護方針)の運用を始めた。開始に先立って、同社の多数のサービスの登録、履歴情報が一括管理されることが明らかになり関心が高まった。個人情報流出の懸念が消えない中、日本では総務省と経済産業省が同社に対し、法令順守を文書で求めた。【岡礼子】 ●変更点 新たな方針では、これまで60以上あったプライバシーポリシーを統一する。また、利用者のアカウント(登録者情報)に、検索サービスで何を探したかや動画サイト「ユーチューブ」で何を見たかの利用履歴が関連づけられる。同社は「これまでも複数あるサービスの利用履歴をまとめて管理していたが、2サービスを追加した。(新方針によって)新たに情報を収集することはなく、まとめるだけ」と説明する。 例えば、猫が好きで、猫について頻繁に検索している利用者が、ログインした状態で