低価格のラーメンチェーン、「幸楽苑」を運営する会社は、人手不足で人件費が上昇し採算が悪化しているとして、全体のおよそ1割に当たる50店舗余りを今年度中に閉鎖することになりました。 これにより、北海道、福井県、滋賀県、京都府、岡山県からは撤退することになります。 幸楽苑は、デフレの中、低価格なラーメンの販売で店舗数を急速に拡大しましたが、人手不足を背景とした人件費の上昇や原材料価格の値上がりを受けて、一部の店舗で採算が悪化していることから、今回の閉鎖を決めたということです。 また、店舗の閉鎖に伴っておよそ5億円の特別損失を計上するため、今年度の最終損益が当初の黒字の予想から一転して6億7400万円の赤字になると発表しました。 幸楽苑は、ステーキ店の「いきなり!ステーキ」を展開するペッパーフードサービスと先日フランチャイズ契約を結んだばかりで、今後は首都圏や東北地方を中心に、単価が高く利益が見