こんにちは、halukaです。 初夏の青空に木々の緑が浮き立って見える季節です。 俳句に触れる中で、 「俳文」というエッセイに出合うことがあります。 俳文とは、簡潔に言えば、 「そこに詠まれた俳句の背景」と考えると、 分かりやすいと思います。 どんな心象風景が、どんな自然景観が、 どんな世相風俗が、どんな生活習慣が、 その俳句を詠ませたか。 その俳句に秘められているのかを綴る散文、 あるいは、随筆と呼べば似合うでしょうか。 「俳文」と「俳句」を合わせて観賞することで、 詠まれた俳句の自分では気づかなかった趣きを あらためて感じ取ることができます。 では、「なぜ、そうした俳文が求められるのか」。 「字余り」「字足らず」という表現方法もありますが、 俳句の最も分かりやすい特徴は、 五・七・五の語調で基本的には詠む、 という点でしょう。 俳句が、 「世界で最も短いポエム」とも呼ばれる理由はそれで