大きな書店を歩いていると、小説のコーナーや経済・ビジネス、サブカルチャーなど、カテゴリー別に分けられて整然と並べられてある。 でも、新書と呼ばれる173mm×106mmの縦長で微妙な厚みを持った本たちが並べられた区画だけは異質だ。 自己啓発や歴史、宗教やアニメ、風俗と環境問題などが特に区別されることなく隣り合って並んでいる。 しかも、あの頼りなさげな厚みのせいで、ギューギューのすし詰め状態に見える。 そんな異文化が混在した書棚が不思議と似合う1冊を見つけた。 新宿二丁目 著者:佐藤隆信 発行所:株式会社新潮社 初版発行:2019年6月20日 本書の感想とお断り 特定の友達が欲しいと思うのも差別なんだろうか? アングラ文化が担っていたであろう価値 クィアとは? 現代の見えないマイノリティーと消されたアングラ文化の価値を思う 昭和レトロブームと二丁目文化 多様性の間合いとこれからのサードプレイ