. 発売中の月刊『創』(つくる)7月号は、恒例の映画特集だ。表紙は公開中の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』だ(写真のクレジット2019 Legendary and Warner Bros. Pictures. All Rights Reserved)。ハリウッド版の『ゴジラ』は来年にも次回作が公開予定だし、その国内配給は東宝だ。この国際戦略は東宝のメディア戦略のひとつの柱になりつつある。 そのほかにも劇場アニメの隆盛が今年の特徴だ。夏には『君の名は。』の新海誠監督の新作など強力アニメが勢ぞろいする。 テレビや配信と連動させたコンテンツ戦略の要とあって、映画はますます進化を遂げている。この1年間の特徴的なことを報告しよう。 東宝の映画戦略に4つ目の柱が… 「いつも3つの柱と言ってきましたが、今年は4つ目の柱ができそうです」 そう語るのは東宝の市川南常務だ。3つの柱とは、シリーズもののア