史上初のスプリント予選が導入されたF1イギリスGPの決勝レースは、タイトルを争う者同士の物議を醸すクラッシュに始まり、チェッカーフラッグは振られたものの依然として幕が降りる気配がない。 これがチャンピオンシップに絡むものではなく、低速域での事故であればその余波もだいぶ変わったものになっただろうが、事故の当事者は14万人もの熱狂的ファンが集まる母国で何としても巻き返さんとするルイス・ハミルトンと、悲願の年間王座を狙う野心的な若きマックス・フェルスタッペンであり、劇的な衝突は時速270km近くに達する高速のコプス(ターン9)で発生した。 当然のことながら直接の当事者達は互いに相手方を非難する。そして事故現場に居合わせたドライバー達の見解は先に紹介した通りだ。では外部の識者はこのインシデントをどう評価したのだろうか? お互い相手に”期待していた”、とチャンドック Sky Sportsで解説を務め