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ジョルジュ・シムノン メグレ警視の検索結果1 - 3 件 / 3件

  • いぶし銀の魅力『ミステリマガジン【特集】ジョルジュ・シムノンの世界』 - 嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2

    いぶし銀の魅力 ミステリマガジン【特集】ジョルジュ・シムノンの世界 映画公開「メグレと若い女の死」&生誕120周年記念特集 2023年3月号 No.757 2023年の今年、「メグレ警視」シリーズの作者として知られるジョルジュ・シムノンが生誕120周年を迎え、シリーズ後期の傑作としても知られる「メグレと若い女の死」が映画化、公開されます。 監督はかつてシムノン原作の「仕立て屋の恋」(1989年公開)も監督したフランス映画の巨匠パトリス・ルコントです。主役のメグレ警視を演じるのは名優ジェラール・ドパルデュー。 さて本号の見どころですが、巻頭の生前のインタビュー「シムノン、大いに語る」。こちらは再録ながら興味深い読み物といえるでしょう。 また圧巻は本邦初訳の車椅子探偵ジュスタン・デュクロ登場の短編「車椅子の頑固者」です。アームチェア・ディテクティブといえばミステリージャンルの中でも歴史ある類型

      いぶし銀の魅力『ミステリマガジン【特集】ジョルジュ・シムノンの世界』 - 嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2
    • 古き良きパリの名探偵『メグレ警視シリーズ』ジョルジュ・シムノン - 嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2

      お題「好きなシリーズもの」 いつもご訪問いただき、ありがとうございます。毎週のお題が、なかなか書けない題材のため、お題スロットからお題を選んでみました。 メグレ警視は、ベルギー出身でフランス最大の推理小説作家と目されるジョルジュ・シムノン(1903年~1989年)が創造した、パリ警視庁所属の名探偵である。そのシリーズは諸説あるものの100冊を超えるともいわれている。 名探偵とはいうものの、いわゆる本格ミステリとは異なり、奇抜なトリックや関係者を一堂に集めた謎解きといった形式はとっていない。その捜査方法は地道で、パリの庶民の人々の話を聞いて回り、人間の心理を解き明かしていく地味なものとなっている。 映像化作品や影響を受けた作品も多く、メグレを演じた往年のジャン・ギャバン氏の風貌や、「東京メグレ警視シリーズ」の愛川欽也氏を思い起こす方もおられるだろう。 現在新作映画が公開されたばかりの人気アニ

        古き良きパリの名探偵『メグレ警視シリーズ』ジョルジュ・シムノン - 嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2
      • 『運河の家 人殺し』ジョルジュ・シムノン|シムノン独特の文体でゾワリと怖気立つ - 書に耽る猿たち

        『運河の家 人殺し』ジョルジュ・シムノン 森井良/訳 幻戯書房[ルリユール叢書] 2023.10.31読了 著者ジョルジュ・シムノンは、フランスの大作家である(国籍はベルギー)。ハヤカワ文庫で「メグレ警視」シリーズが新訳で復刊されているのを見て、恥ずかしながら最近になって知った。有名なのはそのメグレ警視のシリーズもの(なんと全50巻まであるらしい!)だが、これはシムノン初期の中編2作が収められた本である。 『運河の家』 怖かった。暗く不穏な気配がひたすら漂っていた。何だろう、この感じ。日本でいういわゆる「イヤミス」ではなく、ホラー感がより強い。両親を亡くしたエドメは叔父の家に住むことになるが、何故かエドメの行き着く先には不幸が連鎖する。読んでいて、エドメだけでなく叔父の家族らにも全く共感できない。それにしてもエドメとは一体何者だったのか…登場人物の感情が排除された文体が不気味さを増す。風景

          『運河の家 人殺し』ジョルジュ・シムノン|シムノン独特の文体でゾワリと怖気立つ - 書に耽る猿たち
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