ロシアの首都モスクワ郊外のコンサートホールで起きたテロ事件で、ロシアの当局は、実行犯として拘束した4人の容疑者をテロの罪で起訴しました。一方、プーチン大統領は、過激派組織IS=イスラミックステートには触れず、ウクライナ側の協力が背後にあったと主張していて、これを口実に軍事侵攻をより激化させるのかなど、ロシア側の出方が焦点です。 ロシアの首都モスクワ郊外のクラスノゴルスク市にあるコンサートホールで22日に起きたテロ事件で、ロシアの連邦捜査委員会はこれまでに137人が死亡したと発表し、保健省は182人が病院で手当てを受けているとしています。 国営のタス通信は、施設の責任者の話として、銃撃のあと建物にいたおよそ5000人が避難したと伝えています。 ロシア当局は25日までに、容疑者として拘束した11人のうち実行犯とされる4人をテロに関与した罪で起訴し、国営通信は4人はタジキスタン国籍だと伝えていま