第11回 海を渡る花 幕末、横浜港を窓口として外国と交易が本格化する中、意外な花が海を渡り、人気を博しました。 「プラントハンター」とは有用植物・観賞用植物を収集するべく、当時のヨーロッパから世界中に派遣された人々のことです。そんな彼らが日本から持ち帰った植物の中で、圧倒的に受け入れられたのがユリの花でした。 はじめは、当時のヨーロッパのユリより大輪・華麗なヤマユリ・カノコユリが注目を集めたようです。しかし、のちにテッポウユリの需要がぐんと伸びていきます。これは、前者に比べて大量栽培に向いてお
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