2022年初から資本市場が急速に低迷し、ロシア・ウクライナ事情以降は急速なリスクオフモードに突入している。その後の利上げなど金融政策を含めた不透明感も相まって、日経平均だけ見ていると、株式市場は好調じゃないかと思いたくなるが、その実、最もリスクが高いとされるIPO市場、しかもテックセクターのIPO市場はいまだに臆病なままなのです。 2022年初に投稿した株式市場の調整、およびその後のスタートアップへの影響については、手前味噌ながらかなり適切なガイドラインだったかのように思う。では、その復活はいつになるのか。それを占うのが「IPO市場の夜明け」がいつ訪れるのかではないだろうか。 なぜIPO市場の夜明けが大事なのかちなみに今もIPOが日本市場でもできているじゃないかと思う方もいるかもしれません。件数ベースで言えば確かにそうですが、オファリング・サイズ(IPO時に投資家に販売する金額合計)を見る