「平田が塁に出るぞ!」「いくぞ!」 6月6日午後3時、スタジオに水木さんが到着。準備していた山本先生と「勝野(昌慶)はいいね!」と言葉を交わしつつ、ほんの数分の打ち合わせを済ませると、すぐさまレコーディングが始まった。 「燃えよドラゴンズ!」は1番から8番まであり、2番からはスタメンが登場、4番以降は投手と控え野手が次々と登場するという構成になっている。誕生から40年以上経つが、このフォーマットは数曲の例外を除いて変わらない。 「燃えよドラゴンズ!2019 令和の激励」のスタメンは、一番平田良介、二番京田陽太、三番大島洋平、四番ダヤン・ビシエド、五番高橋周平、六番堂上直倫、七番福田永将、八番加藤匠馬、というもの。実はこのスタメンは今シーズン一度も実現していない。これは山本先生の理想のオーダーだ。 「実際のオーダーが違っているかもしれませんが、そこは開き直りました(笑)。あとは『六番堂上』で