プロ野球・巨人の試合で40年以上にわたって選手の名前をコールしてきた女性が今シーズンで引退することになり、チームへの思いを引き継ごうと42年ぶりに採用された3人の新人が実戦での研修を続けています。 巨人の場内アナウンスを務める山中美和子さん(64)は、昭和52年から、主催試合で選手の名前をコールしていて、翌年王貞治さんが800号ホームランを打った試合でも名前を呼び上げました。 そして、44年目となる今シーズンを最後に引退することになりました。 学生時代の山中さんは他の球団を応援していた時期もありましたが、母親が熱烈な巨人ファンなこともあり、テレビ中継を見るうちに自分も大ファンになって、この道に進みました。 山中さんの次の世代を育てようと巨人はことし、42年ぶりに新人を採用し、794人の中から選ばれた3人の新人が先月(2月)、川崎市のジャイアンツ球場で行われた2軍の試合で、デビューしました。