日本は、世界でもサイバー犯罪者に狙われやすい国であることが、調査によって明らかになっています。さらに近年では、攻撃者たちによるネットワークの広まりや、より高機能なマルウェア(悪意あるソフトウェア)などの開発が進んでいます。日本国内でも実施率約6割と言われるテレワークが、新たな「セキュリティの死角」となっている現状と、経営者・管理者に向けた対応策について、キヤノンマーケティングジャパン株式会社の植松氏が解説しました。 サイバー犯罪者に狙われやすい国ランキング 植松智和氏:みなさん、こんにちは。キヤノンマーケティングジャパンの植松と申します。このセッションは、「脅威動向から見る、エンドポイントセキュリティ対策の最適解」と題してお話しします。 先日開催されたスポーツの競技大会では、日本のメダルラッシュに大いに盛り上がったかと思います。スポーツ界ではこうしたすばらしい記録が生まれてきた一方で、実は