サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
ブラックフライデー
logmi.jp
増加するサイバー攻撃に対して、効果的な対策を講じるには何が必要なのでしょうか。株式会社網屋主催のイベント「Security BLAZE 2024」において、ソフォス株式会社の杉浦一洋氏がEPPやEDRなど、よく耳にするがその違いがわかりにくいセキュリティ対策の概念をわかりやすく解説します。また、ホームセキュリティに例えた理にかなった防御の考え方や、ソフォスの統合的なソリューション、24時間365日の監視体制を実現するMDRサービスについて紹介します。 2024年のサイバー脅威動向と主要な攻撃手法杉浦一洋氏:みなさん、こんにちは。ソフォス株式会社セールスエンジニアリング本部の杉浦一洋です。本セッションは「誰も教えてくれないサイバー攻撃に対する考え方、護り方 理にかなったセキュリティ対策とソフォスのご紹介」について説明いたします。どうぞよろしくお願いいたします。 今回の内容はこちらになります。
サイバーセキュリティの専門家が一堂に会する、株式会社網屋の「Security BLAZE 2024」。国内のサイバー攻撃被害が拡大するにつれ、セキュリティ対策のアプローチは変化し、 毎年のようにセキュリティのトレンドワードが生まれています。本講演では、エムオーテックス株式会社の福岡沙紀氏が、最新の攻撃トレンドや、サイバーセキュリティ全体を強化するための平時・有事での対策をお伝えしました。 平時だけでなく、有事にも配慮したサイバーセキュリティ対策を福岡沙紀氏:エムオーテックスの福岡と申します。「平時だけでなく、有事にも配慮したサイバーセキュリティ対策を サイバーレジリエンスを用いた一貫した対策とは?」について、お話しさせていただきます。 本日のアジェンダですが、はじめに被害事例から見る最新の攻撃トレンドを踏まえた上で、平時・有事のそれぞれの対策方法についてご紹介をさせていただきます。まず自己
サイバーセキュリティの専門家が一堂に会する、株式会社網屋の「Security BLAZE 2024」。現代の企業運営には、ランサムウェアに代表されるサイバー攻撃や内部不正など、さまざまなセキュリティリスクが伴います。本セッションでは、サイバーセキュリティの専門家が、脅威アクターの攻撃手法や対応策を解説しました。後編は、中国や北朝鮮、ロシアなどの脅威アクターが使用する攻撃手段や、海外でサイバー攻撃者の人材育成が推奨されている背景をひもときながら、日本企業への打ち手についてアドバイスを贈ります。 スパイ活動や身代金目的で狙われる企業寺岡篤志氏(以下、寺岡):次は大佐さんから、いくつか事例を紹介していただければと思います。まず、「APT41」からですね。 大佐氏(以下、大佐):わかりました。「APT」の略自体、知っている人と知らない人がいると思うので、簡単にご説明します。「Advanced Pe
田岡英明氏:さて、今日は多くの方に参加いただいていて、この後いろんなお話をしていくんですが、みなさんの課題感もちょっとうかがえたらなと思います。今、本当に人手不足の中で、生産性の高い仕事の現場を作ってくれと。そんな中で多様化するメンバーをしっかりマネジメントしてくれと言われるわけですよね。なので、いろんな課題感があると思います。 30秒ぐらい待ちますので、もし「こんな課題感があるんですよね」というものがあったらチャットに入れてみてもらえますか。 「(部下の)気概がなく、変化の必要性を感じていない」。なるほど。当事者意識が現場まで伝わっていかないということですよね。これもよくありますよね。 自分の後継者育成。他責思考。現場への負担、風土。働きがい。各課の慣習ですよね。人事評価。自律型人材を作っていく。これはなかなか大変なところですよね。部下の育成とか積極性を高めるとか、その中で成果を上げるこ
最近では、これまで続けてきたことから脱却し、アントレプレナーシップ(起業家精神)を持って新しいビジネスを生み出す環境を創っていくことが重視されています。本イベントでは、『図解・ビジネスモデルで学ぶスタートアップ』の著者である池森裕毅氏が登壇。本記事では、同氏の起業家としての人生遍歴や、2種類の起業のスタイルについてお伝えします。 『図解・ビジネスモデルで学ぶスタートアップ』の著者が登壇西舘聖哉氏(以下、西舘):最初は池森さんのご講演ということで、池森さん、よろしくお願いいたします。 池森裕毅氏(以下、池森):はい。よろしくお願いします。みなさん初めまして、池森でございます。 ではさっそく私の講演をさせていただきます。本日は「スタートアップとは」というテーマになっています。内容はけっこうシンプルで、最初に軽く10分~15分ぐらい私の自己紹介をさせてください。 その後に「そもそもスタートアップ
管理職が知っておきたい、働きがいのある職場の作り方 田岡英明氏:みなさま、あらためましてこんにちは。働きがい創造研究所の田岡でございます。今日は「『ミドル層』が組織成長のキーになる!」ということで、働きがいを高める、一生働きたい職場の作り方のお話をさせてもらいます。 ミドル層は管理職、課長級等々いろいろ言われますが、みなさん本当に忙しいと思います。ただ、この現場の管理を担っているみなさまが、どのようなリーダーシップを発揮してマネジメントをしていくのか。組織成長においてはこのあたりが非常に鍵になってきますので、今日は50分という短い時間ではございますが、お話を進めてまいります。 簡単に自己紹介をいたしますと、田岡英明と申します。今、このようなかたちで研修の講師や組織開発のコンサル等々をやらせていただいていますが、もともとはアステラス製薬でずっと営業をやってきた人間です。 31歳ぐらいからチー
株式会社網屋主催のイベント「Security BLAZE 2024」において、SBテクノロジー株式会社のプリンシパルセキュリティリサーチャーである辻伸弘氏が、セキュリティ対策の具体的な方法について解説しました。Attack Surface Management(ASM)という攻撃対象領域の継続的な管理手法と、脆弱性対応における新しい優先順位の考え方を中心にKEV(Known Exploited Vulnerabilities)を活用した現実的な対策方法を提示しながら、「完璧でなくても諦めない」という姿勢の重要性を説明しました。 悪用されやすい設定ミスの事例辻伸弘氏:ここから守っていく話に入ろうかなと思っているんですが。まず唐突ですが、事例を2つ用意してきたので、その2つを見ていただきたいなと思います。 まず1つめ。これけっこう最近ですよね。2024年7月10日、税理士法人高野総合会計事務所
サイバーセキュリティの専門家が一堂に会する、株式会社網屋の「Security BLAZE 2024」。現代の企業運営には、ランサムウェアに代表されるサイバー攻撃や内部不正など、さまざまなセキュリティリスクが伴います。本セッションでは、サイバーセキュリティの専門家が、脅威アクターの攻撃手法や対応策を解説しました。前編では、国が攻撃者に対して出す声明「パブリックアトリビューション」の効果や、サイバー攻撃者について知ることが重要な理由を語ります。 サイバーセキュリティの専門家が登壇寺岡篤志氏(以下、寺岡):それでは、「彼れを知りて己を知れば、百戦して殆うからず 【スペシャル対談】専門家を唸らせた脅威アクター」。このタイトルで始めさせていただきたいと思います。まず、このブロックでお話しする人たちを紹介します。では大佐さん、よろしくお願いします。 大佐氏(以下、大佐):よろしくお願いします。 寺岡:
本企画、「キャリアをピボットした人の哲学」では、インタビュイーにこれまでの人生を折れ線グラフで振り返っていただき、その人の仕事観や人生観を深掘りしていきます。 今回は、新刊『ADHD会社員、フリーランスになる』を上梓されたライターのいしかわゆき氏に、今までの人生を振り返っていただきました。本記事では、ADHD気質にマッチした働き方のヒントをお届けします。 ADHDの特性に気づいたきっかけ ——今回は、ADHDを公表されているいしかわさんに、自身の特性と上手に付き合う秘訣をおうかがいできればと思います。 グラフの中で、20歳の時にはカフェのバイトで朝起きられずにひんしゅくを買ったり、遅刻でコールセンターをクビになったことがあると書かれていますね。こうしたことがきっかけで、ご自身の特性に気づかれたのでしょうか? いしかわゆき氏(以下、いしかわ):そうですね。中高時代をアメリカで過ごしたのですが
株式会社網屋主催のイベント「Security BLAZE 2024」において、SBテクノロジー株式会社のプリンシパルセキュリティリサーチャーである辻伸弘氏が、最新のランサムウェアの脅威について解説しました。開発者と実行犯の分業体制、3つの脅迫手法、2024年の統計分析、身代金支払いの判断基準に加え、新たな脅威として注目されるIAB(Initial Access Broker:初期アクセスブローカー)の実態を詳しく説明。攻撃者の裾野が広がる中、「うちは標的にならない」という認識は通用しない時代になっていることを警告しました。 辻伸弘氏の自己紹介辻伸弘氏:みなさんこんにちは。SBテクノロジーの辻です。今日は「ランサムがありあまる。」という、どっかで聞いたような、曲のタイトルのようなものでお話をしていこうかと思っています。 今日はそんなに時間がないので、自己紹介は簡単にしようと思っているんですが
セキュリティ対策における「自社」の範囲はどこまでか? 業務委託先からの情報流出リスクへの備え提供:株式会社網屋 サイバーセキュリティの専門家が一堂に会する、株式会社網屋の「Security BLAZE 2024」。現代の企業運営には、ランサムウェアに代表されるサイバー攻撃や内部不正など、さまざまなセキュリティリスクが伴います。本セッションでは、セキュリティインコことpiyokango(ぴよかんご)氏が、2024年上半期に公表された、国内のセキュリティに関するインシデント(事件・事故)を振り返りながら、攻撃者の手口や事前の備えについて解説しました。 2024年1月から9月までのインシデントは440事例piyokango氏:それでは「トリと振り返るサイバーインシデント2024」としまして、お話をさせていただきます。 まず簡単に自己紹介をさせていただきます。ふだんからインシデントや脆弱性などのセ
株式会社らしさラボ 代表取締役 伊庭正康氏の『研修トレーナー伊庭正康のスキルアップチャンネル』では、業績の悩み、効率の悩み、マネジメントの悩み、コミュニケーションの悩み、モチベーションの悩みなど、仕事の悩みを解決できるビジネスメソッドを紹介しているチャンネルです。今回は、老害にならないための5つの習慣を解説します。 ■動画コンテンツはこちら 伊庭正康氏:今日のテーマはこちらです。仕事ができる人ほど気をつけてください。「老害にならないためのダメな習慣トップ5」を紹介していきます。 確かに仕事はできるのに尊敬されず、最終的には失脚をしてしまう人はよくいるんです。そんな人、あなたの周りにもいませんか? または、かつては名リーダーだった方が急に失脚をするなんてこともありますよね。人のふり見て我がふり直せ。40歳あたりから気をつけねばなりません。 意外と気づかない5つのポイントを紹介しますので、これ
次世代の変革をリードする20~30代のハイクラス向けキャリアアップ支援サービス「MELIUS(メリウス)」のマネジメントセミナーに、元マッキンゼーで現在はMELIUS事業責任者を務める田中直道氏が登壇。不満を生むタスクの渡し方とその改善策や、メンバーに理解され行動を促すフィードバックの仕方などを語りました。 部下を深く知る理想のマネージャーはエレベーターピッチで語れる人田中直道氏(以下、田中):では次のセッションに移ります。ここからは、リスペクトを持った上で、メンバーに対して具体的にどのような行動を取るべきかについてお話しします。本日お伝えするのは、以下の3つの行動です。 「見る」「指示する」「関わりを持つ」。これらを順に説明させていただきます。 まず1つ目の「見る」についてですが、ここで言う「見る」は、単に物理的に目で追うという意味ではありません。もっと広い意味で、メンバーに「関心を持つ
メンバーを活かす3つの行動田中直道氏(以下、田中):田中と申します。現在、Betterboundという会社で、MELIUSというハイクラス向けの人材紹介事業の責任者を務めています。 本日は、テーマとして「明日から使えるメンバーを活かす3つの行動」についてお話しさせていただきます。このマネジメントセミナーは、いわゆる中間管理職の方、例えばコンサルティングファームで言うところのマネージャー、事業会社では課長層を主な対象としています。一方で、今回の参加者にはもう少し若い方々も多い印象を受けています。 正直、中には「マネジメントってイメージが湧かない」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。ただ、今日お話しする内容が、将来ご自身が中間管理職として立ち回る際に、「田中がこんなことを言っていたな」と思い出していただけるよう、ぜひ頭の片隅に置いておいていただければと思っています。 では、自己紹介を少し続
株式会社豊田自動織機では、生産稼働計画の立案業務をカイゼンするために、鋳造工場をモデルとした自動化・最適化ツールの開発に成功。残業上限などの数々の制約を守りながら、在庫の過不足や段取り替え回数など複数指標のバランスを調整できる、同時最適化技術を開発して特許出願に至りました。本記事では、立役者の1人であるITデジタル推進部の山根有輝也氏が語る、試行錯誤のプロセスをお届けします。 製造業の生産管理の課題に挑む29歳山根有輝也氏:ただいまご紹介にあずかりました、株式会社豊田自動織機 ITデジタル推進部所属の山根と申します。今日はどうぞよろしくお願いいたします。 入社5年目でして、今29歳です。昨日、愛知県刈谷市という所から来て、今日この会場に立っております。 実は明後日は地元というか名古屋でこのイベントがあるんですけど、今日は先に東京ということで。連休明けということもあって、非常にいいウォー
サイバー攻撃への対策として日本政府が打ち出した「能動的サイバー防御」戦略。攻撃者のサーバーへの侵入や無害化まで視野に入れたこの新戦略は、通信の秘密や国際法との整合性など多くの課題を抱えています。株式会社網屋主催のイベント「Security BLAZE 2024」において、弁護士の高橋郁夫氏が、戦略の概要と法的課題、さらに民間企業への影響を解説しました。 国家安全保障戦略で導入された「能動的サイバー防御」の概念高橋郁夫氏:みなさんこんにちは。弁護士の高橋郁夫です。本日は「能動的サイバー防御が与える民間への影響」というタイトルの下、お話ししたいと思います。 最初に、本日のお話の内容ですが、初めに能動的サイバー防御の概念ということで、能動的サイバー防御とはどういうことなのかについて簡単に触れたいと思います。その後、現時点における議論についてです。 これは2つありまして、1つは、プロバイダーの通信
サイバーセキュリティの専門家が一堂に会する、株式会社網屋の「Security BLAZE 2024」。欧州を先駆けとして、企業に包括的なセキュリティ体制の構築を求める法規制が進んでいます。本講演では、日経新聞のセキュリティ選任記者の寺岡篤志氏が、日本の製造業界にも大きな影響を与えると言われる法規制の動向と、今後企業に求められる意識改革や対応について語りました。 ユーザー企業側から見る、事件以外のセキュリティ報道寺岡篤志氏:日本経済新聞社の記者の寺岡と申します。本日は、「相次ぐ法規制、変革に乗り遅れる企業がはまる落とし穴 セキュリティ記者が語るサイバーガバナンス」というタイトルでお話しします。よろしくお願いいたします。 まず、ちょっと簡単に自己紹介をいたします。かれこれ10年ぐらい前に、警視庁で事件記者をした時にセキュリティの取材を始めまして、ここ3〜4年ぐらいはセキュリティに特化して取材を
高橋浩一氏:若手のメンバーの立場からして、自分が考えてることと違う意見を上司からぶつけられて、自分を正当化しようとしたら、「時代が違う」とか「お客さまが違う」というふうになりますよね。だって、「上司が正しい」としたら、自分が否定されてしまうわけじゃないですか。 ですから、自分を正当化しようと思ったら、相手が間違ってると思ったほうが早いわけですよ。認知的不協和の性質を捉えると、こういう結論になりやすいという話なんです。 さて、ここで自分の意見とは異なる上司の意見が来たらどうでしょうか。ここに「実際のお客さまの声はこうですよ」「営業活動の記録としてこうですよ」という事実があったら、「ちょっと自分の考えを変えてみようかな」となりますよね。 これは何かというと、あくまでも主観の入らない客観的な事実ということです。だったら、ちょっと自分の考え方を変えてみようかなと思うわけです。これは新しい情報が追加
近年は人手不足や人材獲得競争の激化が深刻化しています。一方で、個人の能力によって、人を「選び」「選ばれる」能力主義が、職場では根強く残っています。環境、機会、適性など、成果に影響を与える要因が多岐にわたるなかで、成果と能力を直結させる風潮を見直す必要があるのではないでしょうか。 そこで今回は、組織開発専門家の勅使川原真衣氏にインタビューを行いました。本記事では、「成果が出せない部下」に上司が伝えたいポイントや、メンバーとの関わり方に悩むマネージャーへのアドバイスをお届けします。 「成果を出せない部下」とどう向き合うか? ——現場のマネージャーがメンバー個人の性質を見て(仕事やメンバー同士を)組み合わせていくことが大事だというお話がありました。具体的には、マネージャーはなかなか成果を出せない部下と、どう向き合っていけばいいのでしょうか? 勅使川原真衣氏(以下、勅使川原):そうですね。まずは「
近年は人手不足や人材獲得競争の激化が深刻化しています。一方で、個人の能力によって、人を「選び」「選ばれる」能力主義が、職場では根強く残っています。環境、機会、適性など、成果に影響を与える要因が多岐にわたるなかで、成果と能力を直結させる風潮を見直す必要があるのではないでしょうか。 そこで今回は、組織開発専門家の勅使川原真衣氏にインタビューを行いました。本記事では、「優秀な人材」を求める人が見落としがちな視点についてお伝えします。 「優秀な人がいない」と言って、素質のある人を落としていないか? ——今、特に中小企業では人手不足が深刻化していますが、能力主義から脱却することで、採用はどう変わっていくと思われますか? 勅使川原真衣氏(以下、勅使川原):優秀かどうかという、わかるようでわからない基準を設けると、いっぱい取りこぼすことになります。大企業で(たくさんいる応募者を)絞るための手段ならいいん
近年は人手不足や人材獲得競争の激化が深刻化しています。一方で、個人の能力によって、人を「選び」「選ばれる」能力主義が、職場では根強く残っています。環境、機会、適性など、成果に影響を与える要因が多岐にわたるなかで、成果と能力を直結させる風潮を見直す必要があるのではないでしょうか。 そこで今回は、組織開発専門家の勅使川原真衣氏にインタビューを行いました。本記事では、「能力主義」が職場に広まっていった背景についてお伝えします。 職場で当たり前とされている「能力主義」の問題点 ——個人の能力によって、職場では人を「選び」「選ばれる」ことが当たり前とされていますが、この「能力主義」はどうやって生まれたのでしょうか? 勅使川原真衣氏(以下、勅使川原):著作『働くということ 「能力主義」を超えて』の中でも書いていますが、そもそも能力主義は、近代化に伴い、身分制度が廃止されたことで必要性が高まった社会原理
「そこそこ起業」の実践者はどこにいる?司会者:残りはみなさんからの質問の時間にしたいと思いますので、チャットにどんどん投げてください。今すでに、お一方あげていただいていますね。 研究方法についての質問です。「たくさんのそこそこ起業をしている方にインタビューされたと思うのですが、どうやってそういった方を見つけてくるんでしょうか」というご質問ですね。 高橋勅徳氏(以下、高橋):先ほどのマウンテンバイクの話は、連載のために毎月ネタを探している時に知り合いの先生が紹介してくれました。それ以外のものは、正確に言うと、見つけてきたんじゃなくて、出会っていたけど使っていなかったというのが正解になります。これはある意味、僕は研究者としてすごく反省があります。 先ほど冒頭の自己紹介のところでも言いましたが、企業家研究の研究者として大学の先生になって、学会の中で評価を獲得していこうとする時、要は学会誌に査読付
本の学びを深めるオンライン講座「flier book camp」を運営する株式会社フライヤーが主催したイベントに、株式会社TALENT代表として才能研究を軸に活動し、Podcast『TALENT TALK』でも活躍中の佐野貴氏が登壇。診断ツールの結果に一貫性を出すための工夫や、メンテナンス型リーダーシップの重要性などを語りました。 前回の記事はこちら逆境が才能を見つけるきっかけになる久保彩氏(以下、久保):ややこしいことを言うかもしれませんが、逆に、(才能を)発揮できていない経験があるからこそ、良い環境に移った時に自分の才能に気づくこともありますよね? 私も過去にブランクがあった時期があって、何でこんなにモヤモヤするんだろうと思っていたのですが、「私は人と一緒に働くのが好きなんだ」と気づいたんです。その時に「ああ、あれが苦しかったのはこういう理由だったんだ」と振り返ることで分かったように、
趣味やスキルを活かした低投資・低成長・低関与の「そこそこに稼ぐ」ことを目指す起業スタイルに注目した「そこそこ起業(ライフスタイル企業家)」。本イベントでは、東京都立大学大学院経営学研究科准教授の高橋勅徳氏が登壇。今回は、好きなことだけして楽に稼ぐ3つのパターンについてお伝えします。 マーケティングや差別化も一切考えない高橋勅徳氏:実際に、Lifestyle entrepreneurと僕たちが信じる人たちにインタビューしていくんですけど、「マーケティングとか、差別化なんて知らん。俺たちはただ、好きなこと、できることをやっているだけだ」と言われることがほとんどで、論文の内容としても、まだまだ体系化が進んでいません。 ここで引用している論文ではサーフィンの写真を出しているんですけど、サーフィンとかスキーとかマウンテンバイクとか、ライフスタイルスポーツといわれる分野を、ライフスタイル企業家から迫る
本の学びを深めるオンライン講座「flier book camp」を運営する株式会社フライヤーが主催したイベントに、株式会社TALENT代表として才能研究を軸に活動し、Podcast『TALENT TALK』でも活躍中の佐野貴氏が登壇。「才能ある人」と「ギフテッド」の違いや、自分の才能を活かすための2つの条件などを語りました。 前回の記事はこちら 「才能ある人」と「ギフテッド」の違い久保彩氏(以下、久保):おもしろい質問がきています。「才能ある人とギフテッドの違い」についてです。さっき「才能ある人」と「天才」の違いをお話しされましたが、時々「ギフテッド」という言葉もありますよね。日本ではあまり使われませんが、海外ではよく使われるようです。この違いについてはどうお考えでしょうか? 佐野:そうですね、ギフテッドという言葉の定義は人によって異なります。ギフテッドは特別な才能を持った人や、時には障害
趣味やスキルを活かした低投資・低成長・低関与の「そこそこに稼ぐ」ことを目指す起業スタイルに注目した「そこそこ起業(ライフスタイル企業家)」。本イベントでは、東京都立大学大学院経営学研究科准教授の高橋勅徳氏が登壇。今回は、気づいたら借金、倒産に陥る起業の落とし穴や、経営に「立派な動機」を求められることの怖さについて語られました。 経営学者が語る「そこそこ起業」のススメ司会者:じゃあさっそく、高橋先生からお話をいただきたいと思います。高橋先生、よろしくお願いします。 高橋勅徳氏(以下、高橋):今日はお招きいただきありがとうございます。東京都立大学大学院経営学研究科で、経営学の准教授をさせていただいております、高橋勅徳と申します。まず30分くらい、2024年7月に出させていただいた新刊について、お話しさせていただけたらと思います。 自己紹介をしますと、神戸大学大学院で博士号を取った後にいくつかの
「才能研究」に至るきっかけ久保彩氏(以下、久保):佐野貴さんあらため、たかちんさん、どうぞよろしくお願いします。 佐野貴氏(以下、佐野):よろしくお願いいたします。 久保:たかちんさんは、かなり前から、特にポッドキャストを通じて、お名前を拝見しており、いつかご一緒できればと思っていた方なんです。こうして実現できて、本当にうれしいです。 佐野:ありがとうございます。ご縁をいただいて、出会ってからもう2、3年ほど経ちますね。そんな中で「いつかご一緒に」という話が、今日こうして実現できて光栄です。 久保:まずは、お互い簡単に自己紹介をしたいと思います。私は、株式会社フライヤーのCCOを務めています、久保彩です。この「ランチタイムセミナー」は月に2~3回開催しており、日々の小さな学びがみなさんにとってエネルギーになるようにと思って運営しています。たかちんさんにも、ぜひ自己紹介をお願いできればと思い
日本最大のビジネススクール「グロービス経営大学院」が、ビジネスパーソンに向けて、予測不能な時代に活躍するチャンスを掴むヒントを配信するVoicyチャンネル『ちょっと差がつくビジネスサプリ』。今回は、読むだけで終わりにせず「資産」に変えるコツをお伝えします。 ■音声コンテンツはこちら “読んで終わり”になってしまいがちな読書本山裕輔氏:毎週火曜日はお薦めのビジネス書を紹介しているんですが、今回は「読書に対する向き合い方」についてご紹介いたします。今回は、「費用で終わる読書」と「資産に変わる読書」というテーマでお話ししていきます。 まず、「費用」と「資産」という言葉について、少し整理をしておきます。まず、「費用」は、すでに出ていったお金を意味しています。例えばパンを作るのに必要な材料みたいな感じで、1回使ったらおしまいのものが費用です。 一方の「資産」は、収益を上げるために継続的に使われるもの
2024年10月3日、4日に開催された、ソフトバンク最大規模の法人向けイベント「SoftBank World 2024」。本記事では、孫正義氏の特別講演の模様を全3回でお届けします。孫正義氏が「2〜3年以内にダーッと始まる」と予測する、24時間自分専用のパーソナルエージェントの構想について語りました。 2023年は1,008本の特許を出願した孫正義氏孫正義氏:では、この中で人生で3本以上特許を出したことある人は手を挙げてください。あれ? 1本以上特許を出したことがある人は手を挙げてください。あ、何人かいますね。1本以上だと5パーセントぐらいいました。3本以上だと、1人か2人いるかどうか。 僕は自慢じゃないけど、この強化学習のコンセプトにかなり近いものを10年前に特許として出しまくっておりました。10年前に48件特許がおりてます。ですから、僕はこのへんにけっこうなこだわりがあります。 Pep
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『logmi[ログミー] - ネット上の動画コンテンツをひたすら書き起こすサービス -』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く