12月2日におこなわれた『M-1グランプリ』準決勝。錦鯉は大トリで登場して爆笑をかっさらい、決勝進出を決めた。芸歴26年めの長谷川まさのり(49)と、同21年の渡辺隆(42)が、ついに “この場所” まで辿り着いたのだ。 コンビとしては、結成8年めにしてブレイクした “遅れすぎたルーキー” である錦鯉。その長い長い下積み生活は、まさに苦労人そのもの。錦鯉の黎明期エピソードを、本人たちと関係者に聞いた。 長谷川は北海道出身。じつはタカアンドトシと、ほぼ同期という、相当なベテランである。 「同級生と札幌よしもと入りして、その後、解散してから2年ほど、ピン芸人として地元の情報番組とかに出てました。そうしたら、解散した元相方は高校の同級生だったんですが、『もう1回組もう』と言われて……。『ゼロからのスタートだから、よしもとを辞めて東京でやろう』って言われたんです。 僕ら、もう30歳になってたんです