上げるか下げるか「値決め」最前線 消費増税で「価格」への注目度が高まっている。原材料費高騰や人手不足などの課題が山積する中、値決めは経営を左右する重要な要素。技術革新によって、需給に応じた変動価格を新たに導入する業界も増えている。値決めの最新事情とは? 連載第1回:なぜ赤字でも安売りするのか? 「失敗する値決め」と「成功する値決め」の違いに迫る 連載第2回:当記事 ビックカメラが「電子棚札」の導入を進めている。電子棚札に商品情報を登録すると、本部の指示を受けて価格が自動で変わる仕組みだ。最初に導入したのは、2018年12月にオープンした「ビックカメラセレクト京都四条河原町店」(京都市)。2月にオープンした町田店(東京都町田市)で、初めて電子棚札を全面展開した。今後も既存店や新店への導入を順次進めていくという。これは、大手チェーンでは珍しい動きといえる。 電子棚札によって店舗のオペレーション