子宮頸がんとは、日本で毎年1万人以上がかかり、およそ3000人が亡くなっている病で、HPVワクチンはその子宮頸がんの原因となるウイルス感染を防ぐワクチンです。 いま子宮頸がんは「予防できるがん」と言われ、国や自治体は2022年4月から、HPVワクチンの積極的な接種の呼びかけを再開しています。 女性だけでなく、実は男性にも関わる「子宮頸がんとHPVワクチン」についてイチから解説します。 (2022年4月15日放送のニュースウオッチ9をもとに作成しています) 2022年7月29日公共メディア通信で放送 監修:宮城悦子さん(横浜市立大学医学部 産婦人科学教室 主任教授) 若尾文彦さん(国立がん研究センター がん対策研究所事業統括) 「子宮頸がん」とは? 早期発見でも子宮全摘の可能性がある そもそも子宮頸がんはどんな病気なのか。 子宮頸がんは「子宮の入り口」にできる「がん」で、日本では、患者数は年